新生鈴鹿サーキットのこけら落としイベントとなるスーパーGT第2戦『KEIHIN SUZUKA 2&4 RACE』は予選日を迎え、朝のフリー走行が行われた。予選前の唯一のセッションとなる1時間半の走行でトップタイムをマークしたのはZENT CERUMO SC430。2番手はENEOS SC430と、SC430勢がワンツーとなった。
先日のオープニングデーで新たな鈴鹿サーキットの全貌が公開されていたとはいえ、公式レースイベントとしては初となる今回のスーパーGT第2戦。スタンドには朝からたくさんのファンが訪れスタンドを埋めている。オープニングセッションにふさわしく天候は晴れ、気温16度と良好な観戦日和となった。
序盤、新しくなった東コースの路面の様子をうかがうマシンが多く、タイムはなかなか上がってこない。インスタレーションラップからピットに戻ってきたMOTUL AUTECH GT-Rがピットレーンでスピンするなど、珍しい場面も見られた。
各車コースにラバーが乗るにつれてタイムが上がっていくが、上位を占め続けたのはZENT CERUMO SC430、ENEOS SC430のSC430勢。他のGT500各車が1分55秒台に留まる中、1分54秒台に入れ好調ぶりをみせる。しかし、開始から1時間というところでリチャード・ライアンがドライブ中になんとZENT CERUMO SC430がヘアピンでクラッシュ! しかし、うまくスポンジバリアに当たったせいかダメージは少なく、すぐにコースに復帰できたのが幸い。その後立川祐路に交代し、さらにタイムを縮めこのセッションのトップを奪うこととなった。
SC430勢は、PETRONAS TOM'S SC430が走行中にリヤウイングが真っ二つに折れるなどトラブルがあったが、ENEOS SC430が2番手に続くなど好調。それに続いたのはGT-R勢で、MOTUL AUTECH GT-Rが3番手、IMPULカルソニックGT-R、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rと続く展開となった。NSX勢の最上位はRAYBRIG NSXの6番手となっている。
GT300クラスは、今回が今季初登場のHANKOOK PORSCHEが好調。ダイシン アドバン Ferrari、プリヴェ アップル 紫電と上位が入れ替わったが、最終的にはプリヴェ アップル 紫電がこのセッションのトップタイムとなった。途中、ARTA Garaiyaがコースオフする場面や、triple a ムルシェ RG-1がクラッシュする場面も。triple a ムルシェ RG-1のクラッシュはフロントからタイヤバリアに突っ込んでおり、修復には時間がかかりそうだ。
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スーパーGT第2戦鈴鹿開幕! オープニングセッションはSC430がワンツー
